受験を頑張る君に贈るプレイリスト|486人が選んだ曲TOP50
深夜2時、勉強机に向かう君へ
参考書の山。解けない問題。なかなか伸びない偏差値。 スマホを見れば、友達は遊んでる。SNSには楽しそうな投稿が流れてくる。
「なんで自分だけ、こんなに苦しいんだろう」
そう思う夜もありますよね。
でも、知ってほしいことがあって。 今回、Instagramで「受験期に背中を押してくれた曲」を募集したら、486件もの回答が集まりました。
486人。君と同じように机に向かって、不安と戦って、それでも前を向こうとしたフォロワーのみんながこんなにいるんです。
そして気づいたことがあって。
上位に入った曲の多くは「頑張れ」って言わないんですよね。
これが、2020年代の受験応援ソングの正体でした。
「頑張れ」って言わない応援歌たち──なぜ受験生はこの曲を選ぶんだろう
486票を見ていて、ひとつ決定的な傾向が見えてきました。
TOP10のうち、直接「頑張れ」って歌う曲は、たった1曲だけ。
2005年の「サクラ咲ケ」(7位)だけなんです。
じゃあ残りの9曲は、「頑張れ」の代わりに何を伝えてるんだろう。
◆ ケセラセラ / Mrs. GREEN APPLE(1位・28票)
1位に輝いたこの曲。タイトルはスペイン語で「なるようになる」って意味です。
特徴的なのは、歌詞で「頑張れ」って一度も言わないところ。代わりに繰り返されるのは「私を愛せるのは私だけ」っていう、自分への肯定の言葉。
「頑張れ」って言われると逆に辛いときってありますよね。この曲は「一緒に耐えよう」って感覚をくれる。受験期ずっと聴いてた、って声がたくさんありました。
外からの励ましより、「自分で自分を奮い立たせる言葉」が欲しい。そんな受験生の姿が見えてきます。
◆ 僕のこと / Mrs. GREEN APPLE(4位・20票)
第97回全国高校サッカー選手権大会の応援歌。
歌詞には「奇跡は死んでいる」「努力も孤独も報われないことがある」って、応援歌らしからぬフレーズが出てきます。
でも、その直後に続くのが「だけどね、それでもね、今日まで歩いてきた日々を人は呼ぶ。それがね、軌跡だと」って言葉。
「報われるかわからない。それでも机に向かう。その行為自体を肯定してくれる」 ── そういう曲が、受験生には必要なのかもしれません。
◆ 正解 / RADWIMPS(23位・5票)
2018年のNHK「18祭」で、1000人の18歳世代と一緒に作られた曲。
タイトルは「正解」なんだけど、歌詞の中で正解は最後まで出てこない。むしろ「答えがある問いばかりを教わってきたよ」「僕たちが知りたかったのは いつも正解など大人も知らない」って歌ってます。
曲の最後には「空欄」が用意されてて、聴く人それぞれが自分の言葉で埋めるようになってる。
受験って「正解」を求められ続ける世界ですよね。でもこの曲聴くと、人生に正解なんてないんだって思えた ── そんな声もありました。
◆ 水平線 / back number(16位・7票)
コロナ禍で中止になった2020年のインターハイ。大会に出られなかった学生たちへの想いから生まれた曲です。
歌詞には「あなたの希望が崩れ落ちて」って、およそ応援歌とは思えないフレーズがあります。
作詞の清水依与吏さんは「慰めでも励ましでも無く音楽を届けたかった」と語っていて。
直接会えない、声をかけられない。2020年以降を経験した世代にとって、この曲は特別な意味を持ちますよね。
◆ サザンカ / SEKAI NO OWARI(2位・24票)
2018年・平昌オリンピックのNHKテーマソング。
作詞のFukaseさんは「自分はスポーツをやってきた人間じゃないから、頑張る人の歌なんて書けない」って悩んだそう。そこでお母さんから「応援する側の気持ちなら書けるんじゃない?」ってアドバイスをもらって、この曲が生まれました。
だから「サザンカ」は、戦う本人じゃなくて、見守る誰かの視点で書かれてる。
受験は孤独な戦いだけど、見えないところで誰かが祈ってる。それを思い出させてくれる曲です。
データが示す「2020年代の受験生」
この傾向、偶然じゃないんです。
| 年代 | 代表的な受験応援ソング | 特徴 |
|---|---|---|
| 2005年頃 | 栄光の架橋、全力少年、YELL | 「頑張れ」と背中を押す |
| 2025年 | ケセラセラ、僕のこと、正解 | 「頑張れなくてもいい」と寄り添う |
2005年の定番曲は、今回のランキングではほぼ圏外でした。
親世代が「この曲聴いて」って言っても響かない理由、ここにあるのかも。
20年で、受験生が求める「応援」の形は変わりました。
「励まし」から「共感」へ。 「頑張れ」から「そのままでいい」へ。
それが、486票が語る真実です。
【完全版】受験応援ソングランキングTOP50|投票数つき一覧
ここからは、486票すべてを集計した完全版ランキング。 君の「推し曲」は何位に入ってるかな?
| 順位 | 曲名 / アーティスト | 票数 |
|---|---|---|
| 1 | ケセラセラ / Mrs. GREEN APPLE | 28 |
| 2 | サザンカ / SEKAI NO OWARI | 24 |
| 3 | 拝啓、少年よ / Hump Back | 22 |
| 4 | 僕のこと / Mrs. GREEN APPLE | 20 |
| 5 | 沈丁花 / DISH// | 18 |
| 6 | 突破口 / SUPER BEAVER | 15 |
| 7 | サクラ咲ケ / 嵐 | 14 |
| 8 | できっこないをやらなくちゃ / サンボマスター | 13 |
| 9 | 君に捧げる応援歌 / HIPPY | 12 |
| 10 | イチバンボシ / Snow Man | 11 |
| 11 | UR not alone / NEWS | 10 |
| 12 | 私は最強 / Mrs. GREEN APPLE (Ado) | 9 |
| 13 | Doodle / Mrs. GREEN APPLE | 9 |
| 14 | 終わりなき旅 / Mr.Children | 8 |
| 15 | 宿命 / Official髭男dism | 8 |
| 16 | 水平線 / back number | 7 |
| 17 | ピーターパン / 優里 | 7 |
| 18 | キミシダイ列車 / ONE OK ROCK | 6 |
| 19 | 人として / SUPER BEAVER | 6 |
| 20 | 生きがい / SUPER BEAVER | 6 |
| 21 | シグナル / WANIMA | 5 |
| 22 | ともに / WANIMA | 5 |
| 23 | 正解 / RADWIMPS | 5 |
| 24 | 会心の一撃 / RADWIMPS | 5 |
| 25 | アトラクトライト / *Luna | 5 |
| 26 | エール / マルシィ | 4 |
| 27 | Stardom / King Gnu | 4 |
| 28 | 決心 / SUPER BEAVER | 4 |
| 29 | 決戦スピリット / CHiCO with HoneyWorks | 4 |
| 30 | 道 / GReeeeN | 4 |
| 31 | 可能性 / サンボマスター | 3 |
| 32 | ばかまじめ / Creepy Nuts×Ayase×ikura | 3 |
| 33 | 群青 / YOASOBI | 3 |
| 34 | らしさ / SUPER BEAVER | 3 |
| 35 | まちあわせ / M!LK | 3 |
| 36 | 発明家 / Official髭男dism | 3 |
| 37 | 虹 / 高橋優 | 3 |
| 38 | 大丈夫 / マルシィ | 3 |
| 39 | センスオブワンダー / sumika | 3 |
| 40 | 3月9日 / レミオロメン | 2 |
| 41 | 18歳 / Hump Back | 2 |
| 42 | 手紙 〜拝啓 十五の君へ〜 / アンジェラ・アキ | 2 |
| 43 | 明日はきっといい日になる / 高橋優 | 2 |
| 44 | fight music / SEKAI NO OWARI | 2 |
| 45 | きっかけ / 乃木坂46 | 2 |
| 46 | Mela! / 緑黄色社会 | 2 |
| 47 | 飛行艇 / King Gnu | 2 |
| 48 | 栄光の架橋 / ゆず | 1 |
| 49 | ファイト! / 中島みゆき | 1 |
| 50 | 全力少年 / スキマスイッチ | 1 |
結び──486人が、君の隣にいます
このランキング、ただの「人気曲一覧」じゃないんです。
486人のフォロワーのみんなが、かつて受験生だった自分を思い出しながら、「あの曲に救われた」って教えてくれた記録。
参考書を閉じて泣いた夜。 模試の結果に落ち込んだ帰り道。 それでも、もう一度机に向かった朝。
その全部を経験した人たちが、今度は君に「この曲聴いてみて」って言ってくれてる。
486人が、君のことを応援してます。
そしてみんなが選んだのは、「頑張れ」じゃなくて「そのままでいいよ」って言ってくれる曲たちでした。
🎧 受験応援プレイリスト|全曲を今すぐ再生
今回のランキング50曲に加えて、惜しくもランクインを逃した曲を含む全曲のプレイリストを公開中。
勉強中に、通学中に、眠れない夜に。 君の受験生活に、音楽を届けられたら嬉しいです。
この春、最高の結果を手にした君が、いつか誰かに「この曲に救われた」って教えてくれたら嬉しいな。
Text by 音楽と暮らす編集部